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今回で5回目となる日本とフランスの外務・防衛の閣僚会合、いわゆる2+2は、日本時間の11日夜、フランス北西部ブレストの海軍施設で開かれ、日本から河野外務大臣と岩屋防衛大臣、フランスからルドリアン外相とパルリ国防相が出席しました。

この中では、東シナ海南シナ海で海洋進出の動きを強める中国に強い懸念を表明し、緊張を高める一方的な行動に強く反対することで一致しました。

そして自衛隊と、フランスが南太平洋に領有する島に配置した海軍などの部隊がより緊密に連携するため、安全保障政策や科学技術協力、環境・エネルギー政策などを包括的に協議する、実務者による「海洋対話」を設置することで一致しました。
両政府は、年内に「海洋対話」の初会合を開くとしています。

さらに、フランス海軍の原子力空母「シャルル・ド・ゴール」がインド洋に展開する機会に、海上自衛隊護衛艦共同訓練を実施することで合意しました。

このほか、日本がIWC=国際捕鯨委員会から脱退し、商業捕鯨を再開することを表明したことについて、フランス側は、日本の立場に留意し、引き続きクジラ資源の持続的な管理・保存に関して意見交換していくことを確認しました。

終了後の共同記者発表で、岩屋大臣は「海洋国家・フランスとの間で、海洋分野の連携を一層強化したい」と述べました。

また、河野大臣は「具体的な協力を積み重ね、特別なパートナーシップをさらに深めた日仏関係に導いていきたい」と述べました。

ポーランドの治安当局は11日、中国の通信機器大手、ファーウェイの現地法人で販売を担当する中国人の幹部と、ポーランド人で治安当局の元職員の男を、中国政府のためにスパイ活動をしていたとして逮捕したと発表しました。

スパイ容疑の具体的な内容は明らかにしていませんが、当局は、2人の自宅のほかファーウェイの現地事務所なども捜索したということです。

ポーランドの国営テレビによりますと、中国人の男はポーランド北部グダニスクにある中国総領事館で働いていた経験があり、2011年からファーウェイの現地法人で勤務しているということです。

2人は、容疑を否認しているということですが、有罪となった場合には、最高で10年の禁錮刑を科される可能性があるということです。

ファーウェイをめぐっては孟晩舟副会長が先月、アメリカ政府の要請を受けたカナダ当局に逮捕されていて、中国側が強く反発しています。

これについてファーウェイはNHKの取材に対し「状況については承知しており調査中だ。現状ではコメントはない。ファーウェイは活動する国で適用されるすべての法律や規制を順守しており、すべての従業員に対しても順守するよう求めている」と述べています。

また中国メディアは、ポーランドの中国大使館の話として、「中国はこの事件を重要視している。大使館としてポーランド外務省に、できるだけ早く説明を行い、当事者の合法的な権益と安全、そして人道的な待遇を保障するよう求めた」と伝えています。

中国の無人の月面探査機「嫦娥4号」は今月3日、世界で初めて月の裏側に着陸し、搭載していた探査車の「玉兎2号」を月面に降ろして地質構造や資源などを調査しています。

中国で宇宙政策を担当する国家航天局は11日、「嫦娥4号」が搭載していたカメラで月の裏側の月面で周囲360度の地形を撮影することに成功したと発表しました。

現地から送られてきた画像では、大小の無数のクレーターがカラーで鮮明に写っているほか、「玉兎2号」が月面を走行し探査する様子が捉えられていて、国家航天局は初期段階の分析を行ったとしています。

地球から直接見えない月の裏側については、これまで詳しいことは分かっていませんが、月が誕生したころの状態が残っているとみられていて、探査を通じて月の成り立ちの解明につながる可能性があると期待されています。

https://d1021.hatenadiary.jp/entry/2019/01/04/200230(中国の月面探査機 月の裏側で探査車分離し調査開始)

https://d1021.hatenadiary.jp/entry/2019/01/11/200230(中国副主席 国交樹立40年の式典で米に協力呼びかけ)