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アメリ国務省は3日、中国に渡航するアメリカ人に注意を呼びかける文書を新たにホームページに掲載しました。

それによりますと、中国では当局が法律を恣意的に使い、渡航したアメリカ人を容疑も知らせずに拘束するおそれがあると指摘しています。

また中国へ渡航したアメリカ人が出国を禁じられるおそれもあり、ほとんどの場合は、出国の間際に知らされ、いつまで足止めされるのか分からずに捜査を受ける可能性があると指摘しています。

アメリ国務省渡航先の安全度を4段階に分けて注意を呼びかけていて、中国は2番目に安全な「警戒を強めるべき地域」で据え置きましたが、去年までとは拘束や出国禁止の危険をさらに強調した点が異なります。

通信機器大手ファーウェイの副会長がカナダで逮捕されたあと、中国当局はカナダ人を相次いで拘束していて、報復ではないかという見方も出ています。

アメリ国務省の当局者は、今回の措置について「毎年行う定期的な見直しだ」としていますが、中国当局による外国人の拘束が続いていることも念頭にあるとみられます。

https://d1021.hatenadiary.jp/entry/2019/01/03/200230(新任の米国防長官代行「中国への軍事的対応が最優先課題」)

中国の無人の月面探査機「嫦娥4号」は3日午前、世界で初めて月の裏側に着陸することに成功しました。

国営の中国中央テレビによりますと、これに続いて嫦娥4号」は3日夜、搭載していた探査車を分離して月面に降ろしたということです。

現地からの画像では、「玉兎2号」と名付けられた探査車が、月面に車輪の跡を残して走行する様子が写っていて、月の裏側の地質構造や資源などの調査を始めました。

月は、常に同じ面を地球に向けており、地球から見えない裏側について詳しいことは分かっていません。裏側には、およそ46億年前に月が誕生したころの状態がそのまま残っているとみられていて、探査を通じて、月の成り立ちの解明につながる可能性があると期待されています。

また太陽の光が常に当たらない場所があり、人類が宇宙空間で長期間滞在するために必要な水が氷の状態で蓄えられていると考えられていて、氷の存在などが確認されるのかも注目されています。

世界の宇宙開発をリードする「宇宙強国」の仲間入りを目指す中国は、将来的には月の有人探査や月面基地の建設にも意欲を示していて、月での探査を加速させていく姿勢を見せています。

米中両国は先月の首脳会談で、アメリカが今月1日に予定していた中国からの輸入品の関税を引き上げる制裁措置を3月1日まで猶予したうえで、中国による知的財産権の侵害などについて協議を行うことで合意しました。

この協議について、中国商務省は4日、今月7日から2日間の日程でアメリカ通商代表部のゲリッシュ次席代表らが北京を訪れて行うと発表しました。

両国による電話以外の協議は首脳会談以降初めてで、中国商務省は「首脳会談での重要な共通認識を着実なものとするため、積極的な議論を行う」としています。

中国はこのところ、アメリカ製の自動車に対する関税を引き下げたほか、アメリカが問題視する技術移転の強要について、これを禁止する法律の制定に着手するなど譲歩する姿勢を示しています。

一方、トランプ政権は協議の期限となる3月1日までに進展がなければ関税を引き上げる制裁措置を発動する構えを崩していません。

貿易摩擦を背景に中国経済の減速感が強まり、世界経済の先行きへの不安も意識される中、協議で進展があるのかどうか、注目されます。