「北朝鮮はわれわれの敵」の表現 韓国国防白書から削除 #nhk_news https://t.co/ba9YMQDl1U
— NHKニュース (@nhk_news) 2019年1月15日
韓国国防省は、15日、2年に1度の国防白書を発表しました。
この中で北朝鮮の核開発について、北朝鮮が保有するプルトニウムの量は前回の白書と同じく「50キログラム余り」という分析を示しましたが、高濃縮ウランは、前回は「開発が進んでいる」とした表現を今回は「相当な量を保有している」に変えました。
そして北朝鮮の大量破壊兵器全般については、「朝鮮半島の平和と安全に対する脅威」としていますが、政権と軍については、2010年の白書から使われていた「われわれの敵」という表現を削除しています。
さらに「北は、南北関係の改善と軍事的な緊張を緩和するための一連の措置に応じている」と説明するなど、去年からの南北融和を色濃く反映させた内容となっています。
一方、日本に関しては、前回の白書にあった、「自由民主主義と市場経済の基本的な価値を共有している」という表現が今回は削除されました。
韓国メディアは、日本の外務省のホームページにおける韓国に関する記述から、2015年に「自由と民主主義、市場経済などの基本的価値を共有する」という表現が削除されたことや、「徴用」をめぐる裁判や海上自衛隊の哨戒機に対するレーダー照射の問題などで両国の関係が悪化している現状が反映されたのではないかと伝えています。
トランプ大統領が北に書簡 首脳会談に向け調整加速か CNN #nhk_news https://t.co/SPjl0XN7tC
— NHKニュース (@nhk_news) 2019年1月15日
アメリカのCNNテレビは14日、米朝の協議に詳しい関係者の話として、トランプ大統領から北朝鮮のキム・ジョンウン朝鮮労働党委員長にあてた書簡が先週末、ピョンヤンに届けられたと伝えました。
トランプ大統領は今月初め、2回目の米朝首脳会談について「そう遠くない将来に設定する」と意欲を示していて、今回の書簡は改めて首脳会談を呼びかける内容だった可能性があります。
さらにCNNは同じ関係者の話として、キム委員長の側近でアメリカとの協議を担当してきたキム・ヨンチョル副委員長が、早ければ今週中にもワシントンを訪れ、首脳会談の調整を行う可能性があると伝えています。
日程は確定していないということですが、首脳会談の開催に向け調整が加速している可能性があります。
北朝鮮 対米交渉担当次官が北京到着「国際会議に出席」 #nhk_news https://t.co/090eUcdgTH
— NHKニュース (@nhk_news) 2019年1月15日
北朝鮮外務省で非核化をめぐるアメリカとの交渉を担当するチェ次官は15日昼ごろ、北朝鮮のピョンヤンから中国北京の空港に到着しました。
チェ次官は記者から「アメリカに向かうのか」などと質問されたのに対して「スウェーデンで行われる国際会議に出席する」と答えました。
しかし「スウェーデンでアメリカ側と接触するのか」という問いかけには何も答えず、迎えの車に乗り込みました。
アメリカと北朝鮮はともに2回目の米朝首脳会談に意欲を示していますが、アメリカ側が非核化に向けたより具体的な措置を求めている一方、北朝鮮は制裁解除やみずからの体制保証の前提となる朝鮮戦争の平和協定締結に向けた協議を求めていて、立場の隔たりが埋まっていません。
チェ次官が国際会議で、2回目の米朝首脳会談や北朝鮮に対する制裁解除など、米朝協議についてどのような立場を示すかが注目されます。