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11日付けの北朝鮮朝鮮労働党機関紙「労働新聞」は、重要政策を決める朝鮮労働党の中央委員会総会が10日まで3日間にわたって開かれ、キム・ジョンウン総書記が国政課題について演説したと伝えました。

この中でキム総書記は「安全保障環境はかなり深刻で、周辺情勢がさらに極端に激化する危険性を帯びており、国防力強化のための目標の達成をさらに前倒しすることが求められている。自衛権は国権を守る問題だ」と述べ、強硬対強硬で真っ向勝負の闘争原則を再び明らかにしたとして、軍事力を強化する姿勢を強調しました。

一方、総会では党や国家機関の人事も決定され、外相には長年対米交渉に携わってきた女性のチェ・ソニ第1外務次官を充てると発表しました。

北朝鮮国営の朝鮮中央テレビは、重要政策を決める朝鮮労働党の中央委員会総会が、10日までの3日間、首都ピョンヤンで開かれ、キム・ジョンウン総書記が演説したもようを11日に放送しました。

この中でキム総書記は「わが国の安全保障環境は極めて深刻で、周辺の情勢は極端に激化し得る危険性を帯びており、国防力強化の目標達成をさらに繰り上げることが求められる」と述べ、国防力の強化を前倒しで急ぐ考えを強調しました。

そして「自衛権は国家権力を守る問題だ」と述べたうえで、日本や韓国とともに、北朝鮮への抑止力の向上を図るアメリカを念頭に、強硬姿勢には強硬姿勢で対抗し真っ向から勝負するのが原則だと主張しました。

ただ、核・ミサイル開発には具体的に言及しませんでした。
一方、総会では党や国家機関の人事も決定され、外相には、初めての女性で、第1外務次官を務めるチェ・ソニ氏を充てると発表しました。

英語が堪能なチェ氏は、長年、アメリカとの交渉に携わってきた「アメリカ通」として知られ、2018年の史上初の米朝首脳会談の際に同行するなど、キム総書記の信頼が厚いとされていて、チェ氏の今後の動向にも注目が集まりそうです。

北朝鮮の新しい外相に起用されたチェ・ソニ氏は、韓国統一省の資料によりますと、1964年生まれでことしで58歳になるとみられます。

英語と中国語が堪能なチェ氏は、アメリカとの交渉や、核問題をめぐる6か国協議で通訳を務めるなど「アメリカ通」の外交官として存在感を高め、北朝鮮外務省でアメリカを担当する北米局の局長などを経て、2018年2月に外務次官に、2019年4月には第1外務次官に、それぞれ昇格したことが判明しました。

2018年6月にシンガポールで行われた史上初めての米朝首脳会談では、事前に実務者協議を重ねた上でキム・ジョンウン総書記に同行しました。

国営テレビが放送した米朝首脳会談の記録映画では、共同声明に署名する直前のキム総書記と、控え室で打ち合わせを行う姿が確認され、キム総書記からの信頼の厚さもうかがわせました。

2回目の米朝首脳会談が物別れに終わって両国関係がこう着すると、チェ氏はおととし7月に談話を発表し「対話を政治的な道具としかみなさないアメリカと向き合う必要はない」として、この年11月のアメリカ大統領選挙の前に米朝首脳会談に応じる考えはないと強調していました。

また、無条件での対話を呼びかけるバイデン政権に対しても、チェ氏は去年3月の談話で「政権が代わっても聞こえてくるのは『完全な非核化』という口癖ばかりだ。敵視政策を撤回しない限り、今後もアメリカからの接触の試みを無視する」と主張するなど、強硬な姿勢を見せていました。

北朝鮮は10日まで3日間にわたって朝鮮労働党中央委員会総会を開き、新たな外相に崔善姫第1外務次官を指名した。国営の朝鮮中央通信(KCNA)が11日伝えた。

崔氏は核開発を進める北朝鮮の対米交渉に携わってきた。

総会を主宰した金正恩党総書記は、主権を守るために少しも譲歩しない構えを改めて示し、そのために軍事力および防衛研究を強化する目標を掲げたが、詳細には触れなかった。

防衛大臣と、アメリカのオースティン国防長官、韓国のイ・ジョンソプ国防相は、11日午後、訪問先のシンガポールで会談しました。

日米韓3か国の防衛担当の閣僚による会談は、先月の韓国の新政権発足後初めてで、対面では2019年11月以来、およそ2年半ぶりです。

会談後に発表された共同声明で、3か国の閣僚は、北朝鮮大量破壊兵器弾道ミサイルの開発について、国際的な平和と安定に対する重大な脅威だという懸念を共有し、たび重なる弾道ミサイルの発射は国連安保理決議の明白な違反だとして強く非難しました。

そして、2017年12月以来行っていなかった、弾道ミサイル発射に対処するための自衛隊アメリカ軍、韓国軍による共同訓練を再開することで一致しました。

また、中国を念頭に、インド太平洋地域で現状変更を試み、緊張を高めるいかなる行動にも強く反対するとともに、台湾海峡の平和と安定の重要性を強調しました。

3か国の防衛担当の閣僚による会談の共同声明に、台湾の記述が盛り込まれたのは初めてです。

一方、オースティン長官は、アメリカの核を含む能力に裏打ちされた日本や韓国との同盟への関与を改めて確認し、3氏は緊密な協力を続けていくことで一致しました。

防衛大臣は訪問先のシンガポールで記者団に対し「日米韓や日韓の交流の重要性は認識しており、北朝鮮の状況を考えたときに、共同して対処していくことの重要性が今まで以上に増してきている」と述べました。

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