中国「対米黒字6年でゼロ」を提案 米はさらに厳しい要求か #nhk_news https://t.co/YBr2jMcHQU
— NHKニュース (@nhk_news) 2019年1月18日
米中両国は、先月の首脳会談で、アメリカ側が中国からの輸入品に対する関税を引き上げる制裁措置の発動を3月1日まで猶予したうえで、貿易問題などで交渉することで一致しています。
その交渉の最初の直接協議として、次官級の協議が、今月7日から3日間、北京で行われました。
アメリカのメディア、ブルームバーグは、この協議の中で、中国側が今後6年間で輸入を1兆ドル以上増やし、アメリカに対する貿易黒字をゼロにすると提案したと伝えました。
通商政策の専門家の間では、中国の巨額の貿易黒字の解消は現実的ではないという指摘も出ています。
しかし、ブルームバーグは、アメリカ側が貿易の不均衡を今後2年間で是正するよう、さらに厳しい要求をしていると伝えています。
中国による輸入拡大は、知的財産権の侵害の問題などと比べて、比較的歩み寄りやすいとみられますが、それでも隔たりが残っている場合、3月1日の交渉期限に向けて合意に達することができるか不透明な状況です。