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スウェーデンでは、去年9月に総選挙が行われ、過半数を獲得した政党がなかったため、各党が連立協議に入りました。

各党は、ネオナチに源流を持ち反移民を掲げる第3党とは組めないという点で一致したものの、ロベーン首相の与党、左派の「社会民主労働党」と中道右派の「中央党」や「自由党」は政策面での違いが大きく、調整は難航を重ねました。

結局、「社会民主労働党」は「緑の党」と連立を組んだうえで、中道右派の2党からの減税などの要求に応じる見返りに2党の閣外協力を得られることになり、4か月ぶりに新政権の発足にこぎつけました。

ロベーン首相は18日、議会で行われた信任投票で承認され、「民主主義に反する政策を持つ政党に頼る政府が相次ぐ中、スウェーデンは、こうした国とは異なる道を選んだ」と述べ、反移民を掲げる政党の政権入りを拒んだことの意義を強調しました。

ただ、「社会民主労働党」は少数与党なだけに、ロベーン首相としては、閣外協力の2政党との関係を安定させることが求められ、政権運営は難しいものになるという見方が強まっています。