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先月就任したルノーのボロレCEOは14日、決算発表に合わせて記者会見を行いました。

この中で、ボロレCEOは、筆頭株主のフランス政府が意向を持っている日産との経営統合の可能性について、「議論するのは時期尚早だ。まず、両社のビジネスをどう進めていくかを決めるべきで、提携の形はそれに沿って議論されるものだ」と述べ、日産との提携の形をどうするかは今後、検討するべき課題だという考えを示しました。

また、焦点となっている日産の会長人事については、「日産の取締役会にはルノーの代表も含まれているが、誰が会長になるかはそこでの決定を見守りたい」と述べるにとどまりました。

会見のあと、ボロレCEOは記者団の取材に対し、スナール会長の日本訪問のねらいについて、先月31日からオランダで開かれたグループの会議に続く位置づけだという認識を示したうえで、「日産や三菱自動車の経営幹部と顔を合わせてお互いをよく知り、グループにおける協力を深めていくためだ」と述べました。

日本を訪れているルノーのスナール会長は14日夜、日産の西川廣人社長、三菱自動車工業の益子修CEOと、食事をとりながら会談し、3社のグループ運営の安定を目指すことで一致したと見られます。

スナール会長は15日も日産の経営陣らと会談することにしています。

これについて日産の西川社長は14日夜、記者団に対して「話し合うべき内容はいろいろあるが、日産、三菱自動車の経営陣を紹介をしたりという時間だと思う」と述べ、ルノー側の3社連合の責任者であるスナール会長との関係の構築が目的だという認識を示しました。

また、スナール会長も、14日、「まずは、みなで会い、お互いの文化を尊重しながら今後について話し合いたい」と述べました。

さらにスナール会長は日産と立場が違う日産の会長の後任人事についてテーマにしない考えを示していて一連の会談では両社の関係の修復を優先すると見られます。

ルノーのスナール会長は15日午前、横浜市の日産本社を訪れました。

スナール会長は経営陣らと順次会談し、日産とルノーが連携して進めている部品の調達や開発などについて意見を交わしました。

また、西川社長とも会談し、カルロス・ゴーン前会長の一連の事件のあと立場の違いが表面化した両社の関係の修復を最優先に、今後の業務運営の在り方を協議したとみられます。

スナール会長は夕方には都内に移動し、三菱自動車工業の益子修CEOをはじめ幹部らと会談したということです。

一連の会談で日産、三菱自動車ルノーの3社はグループ運営の安定を目指すことを確認したとみられます。

しかし、日産とルノーの間ではゴーン前会長の後任の日産の会長人事など経営の主導権をめぐって立場に違いがあり、今後、グループ運営の在り方についてどのように協議を進めていくかが焦点となります。

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