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ルノーは27日、取締役会を開いて、フィアット・クライスラーが提案してきた対等合併による経営統合について前向きに検討することを決めました。

日産に経営統合を求めているルノーは、提案が日産などとの企業連合の力を高めることにつながるかどうかを見極めて受け入れを判断するとしています。

フィアット・クライスラーも、ルノーとの統合を通じて日産や三菱自動車工業と連携したいと表明し、ルノーや日産とともに販売台数が1500万台以上の世界最大の自動車メーカー連合の結成に意欲を示しました。

一方の日産は、経営の自主性を確保したいとしてルノーとの統合協議を拒否し、4年連続の減益が見込まれる今は低迷している業績の回復に専念したい考えです。

ただ日産の意向とは別に、ルノーフィアット・クライスラーはどちらも日産との関係を重視しており、今後の両社の議論の進み方によっては日産の経営戦略にも影響し、対応を迫られる可能性があります。

関係者によりますと、フィアット・クライスラーとの統合を探る動きが水面下で始まったのは、ゴーン前会長に代わってスナール会長が就任し、ルノーの新体制がスタートしたことし1月以降だということです。

スナール会長のもと、ルノーは日産との関係をこれまで以上に強め、三菱自動車を含めた3社連合の力を高めることを重要な経営課題に位置づけています。

フィアット・クライスラーとの統合が実現すれば、規模や競争力が一層増し、世界のライバルを圧倒できるという計算があります。

一方、ルノーは現状では販売台数も売り上げも日産に劣っています。

フィアット・クライスラーと統合すれば、日産に対する発言力がこれまで以上に高まり、統合協議を優位に進めることができるというねらいもあるとみられます。

ルノーは今のところ、経営統合の話し合いよりも業績の立て直しに専念したいという日産の意向を尊重する姿勢ですが、フィアット・クライスラーとの交渉の進捗(しんちょく)によっては、日産との統合協議を急ぐ可能性もあります。

ルノーは27日、FCAが提案した経営統合案について検討に入ると発表し、日産とルノーの提携関係への影響が焦点になっています。

ルノーのスナール会長ら経営トップは28日来日し、29日に開かれる三菱自動車工業を含めた3社連合の会議に出席するほか、日産とのトップ会談も行われる見通しです。

日産の西川廣人社長は27日夜、記者団に「FCAによるルノーとの経営統合の提案に日産は関与していない。それを前提にすれば、全体としてはポジティブな話だと思う。日産の権利や契約の部分がどう影響するか見ていかなくてはいけない」と述べました。

日産とルノーは、ルノーが日産との経営統合を求める一方、日産は拒否しています。

ルノーとFCAとの経営統合について日産社内では、日産が主力とする北米市場でFCAと競合することや、ルノーがFCAを後ろ盾に影響力を強めることを警戒する見方もあります。

ルノーがFCAとの協議を踏まえて今後日産に対してどのような姿勢で臨んでくるのか、その出方が注目されます。

ルノーのスナール会長は29日に開かれる日産、三菱自動車との3社連合の会議に出席するため28日昼ごろ、羽田空港に到着しました。

スナール会長の来日直前に、ルノーはFCA=フィアット・クライスラーが提案した経営統合案を前向きに検討することを決め、日産とルノーの提携関係にも大きな影響を及ぼす新たな動きを始めました。

スナール会長は空港で記者団に対し「最近の複数の出来事は3社のアライアンスにとって非常によいことだ。日産と三菱にとっても大きなメリットがあると確信している」と述べました。

そのうえで、29日に開かれる3社連合の会議は「非常に大きな会議になるだろう」と述べ、フィアット・クライスラーが提案した経営統合案が日産、三菱自動車にどのような利益をもたらすか詳しく説明する考えを示しました。

ルノーが日産に経営統合を求めている中で新たに浮上したフィアット・クライスラーとの統合案について、日産社内には警戒する見方もあり、29日の3社連合の会議でどのようなやり取りがあるか注目されます。

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