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トランプ大統領は、過激派組織IS=イスラミックステートを打倒したとして、シリアからアメリカ軍を撤退させる方針を示していて、近くすべての支配地域の制圧を発表するとしています。

これについてドイツのメルケル首相は「ミュンヘン安全保障会議」で行った演説で、アメリカが性急にシリアから撤退するのはよい考えなのか。撤退はイランやロシアが影響力を強めることにつながらないか」と述べて懸念を示しました。

これに対し、同じ会議に出席したペンス副大統領「これは戦術の変更であり、アメリカはすべての同盟国と協力してISの残党を追い詰める」と述べ、軍を撤退させたとしても中東でのテロとの戦いには引き続き関与するという考えを示しました。

アメリカはイラン核合意についてドイツやフランスと意見が対立していて、中東政策をめぐるアメリカとヨーロッパの国々の溝が浮き彫りになっています。


トランプ大統領は、過激派組織IS=イスラミックステートについて16日夜、ツイッター「イギリス、フランス、ドイツ、それにほかのヨーロッパの同盟国に、シリアで拘束した800人以上のISの戦闘員を引き取り、裁判にかけるよう求めている」と書き込みました。

そのうえで、「われわれは多くを費やしてきた。各国ができることをすべき時が来た。われわれはISに完全に勝利したあと撤退する」とツイートし、ヨーロッパ各国に負担を求めるとともに、改めて、シリアからアメリカ軍を撤退させる方針を強調しました。

アメリカ軍のシリアからの撤退をめぐっては、ドイツで開かれたミュンヘン安全保障会議で、ドイツのメルケル首相が「性急な撤退だ」と懸念を示すなど、ISが再び勢力を拡大することを防ぐため慎重な対応が必要だとする声がヨーロッパ諸国から上がっており、アメリカとヨーロッパの間の溝があらわになっています。

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