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 訴状によると、教諭は2013年12月の給食時間中、教室の扉を蹴った1年生の男子生徒を注意したところ、顔を殴られた。さらに両手首を強く締め付けられ、膝蹴りを受けた。鼻の骨を折るなどの重傷を負ったが、学校側は警察や消防に通報しなかった。

 直後から休職を余儀なくされ、当時の校長に公務災害の申請を依頼。しかし校長は「保険で治療しないか」「目撃者がいないので書類が書けない」などと拒否し、約3カ月後まで手続きしなかったと主張している。

 教諭は何度も手術を受け、公務災害と認められた。15年10月に復職し、現在は別の市立中に勤務するが、手首の痛みは消えないという。

 教諭側は、以前からこの生徒による暴力行為があったのに、学校側が出席停止にするなどの対策をとらず、公務災害申請も妨げるなど、安全配慮義務を怠ったと訴えている。

 市教育委員会「教諭に不安を与えたかもしれないが、学校や市教委の対応は適切だった」としている。

 「生徒からの暴力に苦しむ先生は他にもいる。誰かが声を上げなければいけない」。男性教諭は、提訴後に大阪市内で開いた記者会見で訴えた。

 教諭によると、男子生徒は以前から、同級生らに何度もけがをさせるなど問題行動が目立っていた。教諭は警察に相談するよう職員会議で求めたが、上司は「けがをしても、体を張って止めろ」と言って取り合わなかったという。

 暴れる生徒を無理に押さえると、体罰と疑われる懸念もある。「生徒にけがをさせないよう注意して対応した。なぜこんな思いをしなければいけないのか」。教諭は無念そうに語り、痛む手首をさすった。

 文部科学省によると、小中高での教師への暴力事案は2017年度で8627件に上る。教諭の代理人の米倉正実弁護士は「重い暴力事案では、警察など外部の力を借りても教師や他の生徒を守るべきだ」と話した。

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ファシズムの本義は「結束」ですからね。同質(と見なす)の者同士で結束し、異質(と見なす)者を排斥するのが本態なので、構成員が「自発的に」結束しようとするのが特徴です。同質性を高めるために内部から敵を見つけ出して排撃し、まとまるために全体主義になり、全体を保つために権威主義になります。

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この事件でクローズアップされたのは、地位や権力を持った大人が「隠ぺい」「口封じ」などの保身に走り、卑怯で情けない姿を相次いでさらしてしまった悲しい事実だった。