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カシミール地方では先月、パキスタンイスラム過激派組織の自爆攻撃でインドの治安部隊40人が死亡し、報復としてインド軍がパキスタン側に空爆したところ、反発したパキスタン軍がインド軍の戦闘機を撃墜するなど、軍事行動がエスカレートしています。

こうした中、パキスタンのカーン首相は先月28日、議会で演説し、戦闘機を撃墜したあとに拘束したインド軍のパイロットについて「平和への意思表示として解放する」と述べ、1日、インド側に引き渡す意向を明らかにしました。

パキスタン政府としては、インド側が要求するパイロットの引き渡しに応じることで、早期に事態の収拾を図りたい思惑があるものとみられます。

これに対し、インド軍は先月28日夜、記者会見を行い、パイロットの解放を歓迎する声明を出しました。

その一方で、パキスタン軍の戦闘機が発射したミサイルの破片などを見せたうえで、現在もカシミール地方で交戦が続いていると非難しました。

そして、反撃に向けたミサイルシステムを稼働させ、最高レベルの臨戦態勢に入ったとして、パキスタン軍をけん制しました。

両国の対立をめぐっては、アメリカのトランプ大統領が、米朝首脳会談の後の記者会見で沈静化を望む発言をするなど国際社会の働きかけも強まっていますが、依然、予断を許さない状況です。

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