インド・パキスタン 軍事的緊張高まるも対話呼びかけ #nhk_news https://t.co/ut529yX9Jy
— NHKニュース (@nhk_news) 2019年2月27日
カシミール地方では今月14日、パキスタンのイスラム過激派組織がインドの治安部隊に自爆攻撃を行って40人が死亡し、インド軍がおとといパキスタン側に越境して空爆を行いました。
さらに、これに反発したパキスタン軍が、27日インド軍の戦闘機を撃墜し双方の報復合戦が続いています。
こうした中、パキスタンのカーン首相が、27日テレビ演説を行い、インド軍の戦闘機を撃墜したことについて、「いかなる主権国家も領土内で外国が軍事行動を起こすのを許すわけにはいかない」と述べ、自衛のためのやむをえない対応だったと強調しました。
その一方で、「ともに席に着いて対話によって問題を解決しよう」と述べ、インドのモディ首相に対話を呼びかけました。
これに対し、インド外務省は声明を出し、パキスタン側で拘束されているインド軍のパイロット1人の速やかな送還を求めました。
さらにインドの治安部隊が犠牲になった今月14日の自爆攻撃にパキスタンのイスラム過激派組織が関わった証拠となる資料をパキスタン政府に提供し、確実に対応をとるよう求めたことを明らかにしました。両国による軍事行動のエスカレートが懸念される中、アメリカが両国に自制を促すなど、国際社会の働きかけも始まっています。
パキスタンのカーン首相が対話を呼びかけたことで、両国が自制に向かうのか注目されます。