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アメリカ西部 ワシントン州のジェイ・インズリー知事は1日、ツイッターにビデオ声明を投稿し、来年の大統領選挙に向け、民主党の候補者選びに立候補することを明らかにしました。

インズリー氏は地球温暖化対策に積極的な知事として知られていて、声明では「われわれの国の次の使命は、現在直面している最も差し迫った課題に立ち向かうことだ。それは気候変動に打ち勝つことだ」と述べ、気候変動に懐疑的な立場をとるトランプ大統領との対決姿勢を鮮明にしました。

インズリー氏は68歳。
弁護士からワシントン州選出の下院議員を経て、2013年に州知事に就任し、現在2期目を務めています。
来年の大統領選挙に現職知事が立候補を表明するのはインズリー氏が初めてです。

政権奪還を目指す民主党からは先月も、前回の大統領選挙の民主党の指名争いでクリントン氏と接戦を演じたサンダース上院議員が立候補を表明するなど、有力政治家の立候補が相次いでいて、候補者の指名争いは混戦模様となっています。

アメリカでは、財政の悪化に歯止めをかけるため、政府が国債を発行して借金ができる上限を議会が法律で定めています。

これについて、現在は特別な法律によって上限を上回る借金が一時的に認められていましたが、2日からは上限を定めた法律が再び適用されることになり、借金を増やせなくなります。

議会予算局によりますと、臨時の措置によって、ことし9月末までは政府の資金繰りはつく見通しですが、借金できる上限を引き上げなければ債務不履行に陥るおそれもあります。

しかしアメリカ議会は、トランプ大統領が要求していたメキシコの国境沿いの壁の建設をめぐって政府機関の一部閉鎖が1か月以上続くなど、与野党の対立が深刻になっています。

こうした中で与野党が、ことし9月末までに借金できる上限を引き上げて当面のリスクを回避する一方、大規模な減税や歳出の増加で悪化している財政状況の改善にも道筋をつけられるのか注目されます。