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ロシアのラブロフ外相は1日、首都モスクワで、南米ベネズエラマドゥーロ政権のロドリゲス副大統領と会談し、今後の協力を確認しました。

会談後の記者会見で、ラブロフ外相は「マドゥーロ政権を軍事介入によって転覆させようという恥知らずな動きが起きている」と指摘しました。
そして、アメリカは、東欧諸国から小銃や迫撃砲などさまざまな武器を調達し、ベネズエラの周辺国に送ることを計画している」アメリカをけん制しました。

そのうえで、ラブロフ外相は「われわれはごく最近、7.5トンの医薬品を初めてベネズエラに送った」と述べて、今後も医薬品などの人道支援物資を送ってマドゥーロ政権を支援する考えを強調しました。

ロシアは、エネルギーや軍事分野でベネズエラと良好な関係にあり、来月初めにはベネズエラの閣僚などがモスクワを訪れて、今後の協力関係について協議する予定です。

アメリカ政府のエイブラムス特別代表は1日の記者会見で、「われわれはそのようなことを企てていない」と真っ向から否定しました。

その一方で、「すべての選択肢は常にテーブルの上にある」とも述べ、トランプ政権として、軍事介入も排除しない方針を改めて強調しました。

またエイブラムス特別代表は、アメリカなど国際社会による人道支援物資の搬入を妨害したとして、マドゥーロ政権の軍の幹部ら6人に制裁を科すことを明らかにしました。
そのうえで、アメリカはすべての国がマドゥーロ政権への経済的圧力を強化することを求める」と述べて、関係国と連携しながらマドゥーロ政権の退陣に向けて圧力を強化する考えを示しました。

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