欧州再生に支持訴え 仏大統領 EUに懐疑的勢力の伸長に危機感 #nhk_news https://t.co/8a5m8T70l6
— NHKニュース (@nhk_news) 2019年3月5日
フランスのマクロン大統領は4日、大統領府のホームページのほか、加盟各国の有力紙にEUの改革案を発表しました。
「ヨーロッパの再生のために」と題した改革案はEU域内の22の言語で書かれ、この中でマクロン大統領はイギリスのEU離脱に触れながら「第二次世界大戦以降、ヨーロッパがこれほど重要でありながら、これほど危機に陥ったことはない」と指摘しました。
そのうえで、加盟国で行われる選挙でサイバー攻撃や情報操作を防ぐため新たな機関を設立するほか、移民や難民の流入に加盟国が協力して取り組むためEU域内の人とモノの移動の自由を定めた「シェンゲン協定」を見直すなどの改革案を提示しました。
ヨーロッパではことし5月にEUの行方を左右するヨーロッパ議会選挙が行われる予定で、EUに懐疑的な立場をとる政党が躍進するとみられています。
今回の発表はEUの統合推進を掲げるマクロン大統領が危機感をあらわにした形で、加盟国の市民にみずからの改革案を直接訴えることで巻き返しを図りたいねらいです。