イタリアのバス放火事件 移民や難民の犠牲に反発か #nhk_news https://t.co/5oJ4ARaPU3
— NHKニュース (@nhk_news) 2019年3月21日
イタリア北部のミラノ郊外で20日、校外学習に出かけた51人の中学生を乗せたスクールバスを運転手の男が停車させ、みずからは車外に出てバスに火を放ちました。
男は駆けつけた警察官に逮捕され、生徒たちはバスが炎上する前に全員救出されて、12人が軽いけがをしたものの、命に別状はありませんでした。
逮捕されたのは47歳のセネガル出身の男で、地元のメディアによりますと、バスの中で「海での死を止める」などと叫び、生徒たちには「誰も生き残れない」と脅していたということで、警察は北アフリカからヨーロッパを目指す移民や難民が地中海で命を落としていることに反発した犯行とみて、男を取り調べています。
国連によりますと、ことしに入り地中海で死亡したり行方不明になったりした移民や難民は200人に上っていますが、イタリアのコンテ政権は、移民の救助船の入港を拒否したり収容施設を撤去したりするなど厳しい移民政策をとっており、事件は波紋を広げています。