トルコ大統領「イスラム教徒攻撃なら棺おけに」豪やNZ反発 #nhk_news https://t.co/uflFYi1Pp8
— NHKニュース (@nhk_news) 2019年3月20日
イスラム教徒が大多数を占めるトルコのエルドアン大統領は19日、ニュージーランドの銃乱射事件に関連して、第1次世界大戦でニュージーランドとオーストラリアの連合軍が当時のオスマン帝国に攻め入った「ガリポリの戦い」に言及しました。
エルドアン大統領は、「当時、あなたたちの祖父のある者は歩いて、ある者は棺おけで、帰っていった。もし同じことをするならば祖父たちのようにしてやろう」などと述べ、イスラム教徒への攻撃が続くならば反撃するとも受け取られる激しい非難を口にしました。
この発言にオーストラリアのモリソン首相は激しく反発し、「極めて攻撃的で見境のない発言だ。オーストラリアとニュージーランドの兵士を侮辱するものだ」と述べ、オーストラリアに駐在するトルコの大使に抗議して、発言の撤回を求めたことを明らかにしました。
またニュージーランドのアーダーン首相も副首相兼外相をトルコに派遣し、直接対話を行う考えを示しました。
エルドアン大統領は今月行われる地方選挙に向けて、イスラム教徒への攻撃を強いことばで非難することで支持の拡大をはかるねらいがあったとみられますが、外交問題に発展しています。