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「我々マスコミは、弘中氏が名誉毀損で訴えてくることを怖がる。とにかくしつこいし、書面は細かい。細かいことを積み重ねてくるので下手なことは書けない。依頼人からすれば、弘中氏がつけば心強いでしょう」

 その一方で、「たとえ相手側の人間でも弘中氏は面白いと思ったら、垣根を越えて個人的に受け入れようとする」。そんな度量の広さを持ち合わせており、いわばアメとムチによって、上手にマスコミを操縦していくのだという。

 かつて弘中氏に弁護を依頼したことのある人物は、かつて本誌にこう話していた。

法曹界には『バックグラウンド弁護士』という呼び方があるそうです。弁護士は依頼人に有利な判決を得るため裁判官にアピールしますが、このバックグラウンド弁護士は世間をも巻き込んで裁判を有利に闘っていこうとするそうです。まさに弘中さんがそうです」

 武器はメディア操縦と世論の後押しのようだ。

 実は、今回の会見でも、弘中弁護士の秘策が明らかにされている。

「再逮捕はありえると思ってましたので、最低限ゴーン氏が言うべきことは記録しています。それは公開する予定です」

 すでに、フランスのニュース局LCIが、ゴーン被告のインタビューをネットで一部公開している。映像では「外国でこのようなことに巻き込まれた私と私の権利を守るため、フランス政府に訴えたい」などと語っている。

 メディアと世論を上手に使った逆襲が、これから始まる。

G7=主要7か国の外相会合に出席するため、フランス北西部のディナールを訪れている河野外務大臣は、日本時間の5日夜、ルドリアン外相と会談しました。

外務省によりますと会談の最後にルドリアン外相から、保釈されていた日産自動車カルロス・ゴーン前会長が再逮捕され、再び勾留されたことについて、問題提起があったということです。

問題提起の具体的な内容について外務省は明らかにしていません。

また河野大臣からは、特段の回答は無かったということです。

一方、会談で両外相は、ことし6月のG20大阪サミットの成功に向けて、データ管理や自由貿易の推進などの分野で緊密に協力していくことを確認したほか、北朝鮮の非核化に向けて国連安保理決議の完全な履行の堅持が不可欠だという認識で一致しました。

日産自動車の前会長カルロス・ゴーン容疑者(65)は、オマーンの販売代理店に日産から支出させた資金の一部を私的に流用し、合わせて5億6000万円余りの損害を与えたとして4日、特別背任の疑いで東京地検特捜部に再逮捕されました。

特捜部はゴーン前会長がオマーンの代理店に支出させた資金の一部をレバノンペーパーカンパニーの口座に送金させ、みずからに還流させていたとみていますが、この口座から前会長側への資金移動が記録されたメールを特捜部が入手していることが関係者への取材で分かりました。

関係者によりますと、この口座からは、およそ30億円が前会長の息子が経営するアメリカの投資関連会社に送金されていたほか、およそ9億円はゴーン前会長の妻が代表を務める会社に送金されていたということです。

特捜部は捜査に協力している日産側から資金移動のメールを入手したということで、特捜部は不透明な資金の流れの実態解明を進めています。

関係者によりますと、調べに対しゴーン前会長は全面的に容疑を否認しているということです。

 弘中弁護士が激怒したのは、証拠隠滅や逃亡の恐れがない保釈中の被告人をパクるという異例の逮捕に加えて、これから始まる裁判に関係する資料まで持ち去られたからだ。特捜部はゴーン容疑者の日記や電話、果てはゴーン容疑者の奥さんの携帯電話やパスポートまで押収したという。

 弘中弁護士は会見で、特捜部のやり方を「明らかな防御権、弁護権の侵害である」と強調。「逮捕に伴う押収の名目のもとに、弁護に必要な、あるいは、被告人として公判活動に必要な資料を持っていく。これがひとつの目的だったと考えざるを得ない」と断じた。

 ゴーン容疑者の電撃逮捕からは、弘中弁護士に恐れをなした特捜部の姿が透けてくる。元特捜検事で弁護士の郷原信郎氏がこう言う。

「ゴーン氏の4回目の逮捕は、これまでの起訴内容では有罪にできないという、特捜部の自信のなさの表れでしょう。有罪に持ち込む自信があれば、とっくに追起訴しているはずですから。保釈から1カ月というタイミングでの逮捕は、ゴーン氏の弁護活動を妨害するため、打ち合わせ資料を盗み見たいからだと思われて当然です。ゴーン氏の私物に限らず、奥さんの携帯電話やパスポートまで押収したのは、ゴーン氏が保釈条件に違反していないかチェックするためだと考えられます。いずれにせよ、検察は、抵抗するゴーン氏を徹底的に絞り上げるつもりでしょう。組織防衛のために一個人を潰しにかかるとは、まるで『権力マフィア』ですよ」

ゴーン前会長の妻のキャロルさんは、アメリカのニューヨーク・タイムズウォール・ストリート・ジャーナルの取材に応じました。

特捜部の係官が午前6時前に都内のマンションに来たとき、ゴーン前会長とキャロルさんはパジャマを着た状態で、「ベッドから飛び起きて玄関のドアを開けると20人ほどがいた」と話しています。

特捜部は、キャロルさんの携帯電話やパスポートを押収し、何が書いてあるのか分からない日本語の文書にサインをするよう求めてきたということです。

このため文書の翻訳が必要で、弁護士と話をしたいと要求したものの認められなかったことを明らかにしました。

キャロルさんは特捜部のこうした対応について、「私が爆弾を持ったテロリストであるかのように扱われた。地獄のような恐怖を感じた」などと非難し、「私と夫に恥をかかせたかったのだ」と話しています。

また特捜部がマンションに来た際のゴーン前会長の様子については、逮捕されるかもしれないとは思っていたが、早朝に来るとは予想していなかったと述べ、「途方に暮れ、怖がっていた。ただ私のことを心配していた」と涙を浮かべながら話したということです。

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