EU懐疑派の各国の政党 EU議会選挙に向け連携 #nhk_news https://t.co/Sy7kSoGC12
— NHKニュース (@nhk_news) 2019年4月8日
イタリアのサルビーニ副首相兼内相は8日、北部のミラノで、ドイツとデンマーク、フィンランドの右派の政党の党首などとともに記者会見を行いました。
サルビーニ氏は、反移民を掲げる右派政党「同盟」の党首で、他の3か国の政党とは自国第一主義を掲げ、EUに懐疑的な立場をとる点で一致しています。
会見でサルビーニ氏は「われわれは新しいヨーロッパの夢に取り組む。いま、多くの市民にとってEUは悪夢でしかない」と述べ、来月下旬に開かれるEUの議会、ヨーロッパ議会の選挙で各党と連携し、一大勢力を目指す考えを明らかにしました。
ヨーロッパ議会では現在、それぞれが3つの会派に分かれていますが、選挙後には新たに統一した会派を結成するとしています。
ヨーロッパでは格差への不満や中東などから流入が続く移民に対する不安などを背景にEUから主権を取り戻すべきだなどと訴える政党が各国で勢いを増しています。
サルビーニ氏は来月中旬にはミラノで大規模な集会を行うとしていて、EUに懐疑的な勢力がどこまで有権者の支持を集めるのか注目されます。