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アメリカのポンペイ国務長官は7日、予定していたドイツ訪問を急きょ取りやめ、イラクの首都バグダッドを予告なしに訪問しました。

訪問の理由について、ポンペイオ長官は記者団に対し、「イランの活動がエスカレートしているという情報がある。差し迫った攻撃だ」と述べ、詳しく説明するのは避けました。

これについて、複数のアメリカメディアは、イランが短距離弾道ミサイルペルシャ湾の艦船に移動させた可能性が高く、中東のアメリカ軍や同盟国の部隊が標的になるおそれがあると伝えています。

また、ポンペイオ長官はアブドルマハディ首相やサレハ大統領と会談し、現地のアメリカ軍などの安全に万全を期すよう求めるとともに、アメリカとしてもイラクの防衛への協力を確認したということです。

これに先立って、アメリカは中東地域に原子力空母「エイブラハム・リンカーン」を中心とする空母打撃群とB52爆撃機を派遣することも明らかにし、イランをけん制するねらいがあるものとみられます。

中東地域を管轄するアメリカ中央軍によりますと、中東には原子力空母「エイブラハム・リンカーン」に加え、空母打撃群を構成する巡洋艦駆逐艦合わせて6隻が派遣されているということです。さらに空軍のB52爆撃機の航空部隊も中東に展開しているということです。

アメリカ軍はこうした大規模な戦力を中東に派遣した理由について、「イランがアメリカ軍を攻撃するための準備を進めているという兆候が強まったためだ」と主張していますが、詳しい理由については明らかにしていません。

アメリカのCNNテレビなど複数のメディアが7日、関係者の話として伝えたところによりますと、イランが短距離弾道ミサイルペルシャ湾の艦船に移動させた可能性が高いことが理由の1つだということです。

ただ、イランが弾道ミサイルを船上から発射しようとしているのか、地上のイラン軍部隊に輸送しているのかは分からないとしています。

CNNによりますと、イラクやシリアなど、中東に展開するアメリカ軍のほか、サウジアラビアバーレーンなど同盟関係にある国の部隊も標的になるおそれがあるとみて、アメリカ軍は監視を強化しているほか、イランのミサイルの脅威に対応するため、中東に迎撃ミサイル、パトリオットの部隊を派遣することも検討しているということです。

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