EUが首脳会議 英離脱後などを見据えた宣言採択 #nhk_news https://t.co/JPkFRUa8an
— NHKニュース (@nhk_news) 2019年5月9日
EUは9日、議長国ルーマニアの中部の町シビウで首脳会議を開きました。
今回の会議にイギリスは参加せず、加盟27か国の首脳は、イギリス離脱後を見据え、EUが目指すべき姿を示した「シビウ宣言」を採択しました。
宣言には、離脱を決めたイギリスや強権的な姿勢を強めるハンガリーなどによって揺らぐEUの結束や「法の支配」の原則を維持していくことや、自由貿易や温暖化対策といった世界規模の課題でEUが主導的な役割を目指すことなどが盛り込まれています。
また、EUのトゥスク大統領は、会議後の記者会見で、今月28日に臨時の首脳会議を招集し、ことし10月に任期が切れるヨーロッパ委員会の委員長などの後任人事について協議する考えを示しました。
ヨーロッパ委員会は、EUの政策を立案し実行に移すほか、イギリスとの離脱交渉やアメリカとの貿易交渉などにあたる重要な機関で、人事をめぐる今後の協議の行方が注目されています。