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中東のイラン情勢が緊迫化する中、イランと対立するサウジアラビアは13日、原油の主要な輸送路であるホルムズ海峡に向かっていたタンカーが妨害行為を受けて、船体が損傷したと明らかにしました。

特定の国を名指しして非難はしていませんが、この海域をめぐって、緊張が高まるおそれもあります。

サウジアラビアのファリハ・エネルギー産業鉱物資源相は13日、ペルシャ湾のホルムズ海峡に向かっていたタンカー2隻が12日午前、何らかの妨害行為をうけて、船体に損傷を受けたと明らかにしました。

現場は、ホルムズ海峡の外側にあるUAE=アラブ首長国連邦フジャイラで、けが人はなく原油の流出はないとしていますが、船舶の構造に大きな損害をもたらしたと主張しています。

また、タンカーのうち1隻は、アメリカ市場向けの原油が積まれる予定だったということです。

これに先立ち、UAE外務省は12日、合わせて4隻の民間の船舶が妨害行為を受けたと発表しており、サウジアラビアのタンカーは、このうちの2隻とみられます。

サウジアラビア政府は、航路の安全が脅かされればエネルギー市場への影響につながるおそれもあるとして、妨害行為を非難しましたが、特定の国は名指ししていません。

一方、サウジアラビアと対立するイラン外務省は13日、「地域の安定を脅かす悪だくみを働いた者を警告する」とする声明を発表しました。

中東ではイラン情勢をめぐって、アメリカが原子力空母を派遣するなどけん制を強めているほか、ホルムズ海峡の周辺では、サウジアラビアもイランとの対立を深めており、今回の事件で緊張が高まるおそれもあります。

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