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日銀の黒田総裁は27日、来月のG20大阪サミットを前に国際金融などについて議論する会議で講演しました。

この中で黒田総裁は、国だけでなく、企業や家計が抱える債務の問題を取り上げました。

黒田総裁は「民間の債務の増加は設備投資や住宅投資という前向きな投資の結果だが、金利や金融市場の変動に対する企業や家計の脆弱性を高めている側面もある点は注意する必要がある」と述べ、世界経済を下押しするリスクがあるという考えを示しました。

民間の債務をめぐっては、リーマンショック以降、日本を含む主要国の中央銀行が大規模な金融緩和策をとったことで、お金を借りやすい状況が続き、歴史的に高い水準に積み上がっています。

特に中国を中心に債務が膨らんでおり、仮に金利が上昇した場合、経済成長や国際金融の安定性への影響が懸念されています。