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イスラエルのネタニヤフ首相は先月行われた総選挙で第1党となり、新政権の発足に向けて極右政党や宗教政党との連立交渉を進めていますが、厳格なユダヤ教徒に免除されてきた兵役を義務づける法案をめぐり各党の対立が続いているため、連立交渉が難航しています。

ネタニヤフ首相は、今月29日の期限までに組閣の見通しが立たない場合には出直しの解散総選挙に踏み切らざるをえないとしていて、苦しい立場に追い込まれています。

こうした中、日本を訪れているアメリカのトランプ大統領は28日未明、ツイッターを通じて「イスラエルの連立政権樹立がうまくいくよう期待している。ネタニヤフ首相と私には両国の同盟関係を強化し、一緒にやるべきことがたくさんある」と応援のメッセージを送り、両者の蜜月関係をうかがわせています。

トランプ政権は、イスラエルパレスチナの和平のためのビジョンを近く公表するとしていて、これを前に連携するネタニヤフ首相の組閣を後押ししたいという思惑もあるとみられています。

シリアの内戦では去年9月、反政府勢力の最後の拠点となっているイドリブ県など北西部にアサド政権が総攻撃をかけるのを回避しようと、アサド政権の後ろ盾のロシアと反政府勢力を支援するトルコが協議して非武装地帯を設けました。

しかしその後、反政府勢力のうち国際テロ組織アルカイダ系の過激なグループが支配地域内で勢力を拡大させ、アサド政権とロシアは、テロリストを掃討するためだとして先月末から攻撃の強化に踏み切りました。

激しい空爆や砲撃が1か月にわたって続いた結果、シリア人権監視団によりますと、子ども47人を含む市民合わせて236人が巻き込まれて死亡しました。

またアサド政権の兵士269人と反政府勢力の戦闘員309人も死亡したということです。

国連や欧米各国は停戦を呼びかけていますが、国土のすべてを取り返す構えのアサド政権に応じる気配はないうえ、ロシアとトルコとの協議も進展しておらず、停戦が実現するめどは立っていません。

国連によりますと、20万人以上の住民が自宅を出て避難したということで、屋外にテントを張って生活する人もいるなど空爆におびえる日々を強いられています。

アサド政権とロシアからの激しい攻撃にさらされているシリア北西部の住民はNHKの電話取材に対し、窮状を訴えました。

ムハンマド・ソビハさん(30)は「空爆が連日続く中で住民は次々に避難していき、町はほぼ空っぽになった。多くがトルコとの国境方面に避難したが、木の下で寝起きするなど苦しい生活を余儀なくされている」と話していました。

オスマン・アルハーニーさん(28)は「ロシアとアサド政権は学校やモスク、発電所など重要な場所を爆撃していった。さらに農作物まで標的にされ、広大な小麦畑が焼けた。住民の多くは農家で、一生懸命に育ててきたのに」と嘆いていました。

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