天安門事件から30年 元学生リーダーの香港入境を拒否 #nhk_news https://t.co/7JtTF8O9sC
— NHKニュース (@nhk_news) 2019年6月3日
1989年6月4日に起きた天安門事件では、民主化を求めて北京の天安門広場やその周辺に集まっていた学生や市民に対し、軍が発砲するなどして鎮圧し大勢の死傷者が出ました。
事件からちょうど30年となる4日、犠牲者の追悼集会が香港で開かれる予定ですが、元学生リーダーらを支援する団体によりますと、リーダーの1人封従徳さん(53)が香港に入ろうとしたところ、空港で入境を拒否されたということです。
封さんは現在、アメリカに住んでいて、2日午後、日本から飛行機で香港の空港に到着しましたが、そのまま日本に戻されたということです。
香港では高度な自治が認められ、中国本土では厳しく統制されている天安門事件に関する集会や報道も規制されていませんが、この数年、事件の関係者が入境を拒否されるケースが相次いでいます。
香港の当局は拒否の理由を明らかにしていませんが、中国政府の意向を意識した対応とみられ、入境を拒否された封さんは「失望している」と話していて、事件の関係者を中心に反発が広がっています。