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ルノーは先月、フィアット・クライスラーから、対等合併による経営統合の提案を受け、内容は新しい会社を設立し、その株式を両社の株主が50%ずつ保有するなどとしています。

これを受けてルノーは4日、取締役会を開いて対応を話し合いましたが、統合に向けて正式な協議を始めるかどうか結論に至りませんでした。

具体的な理由をルノーは明らかにしていませんが、現地メディアは筆頭株主のフランス政府が統合後の新会社のトップにルノー出身者が就くことなどを求めていると伝えていて、こうした調整に時間がかかっている可能性もあります。

ルノーは、フィアット・クライスラーとの新会社を、日産自動車三菱自動車工業との企業連合と連携させ、新たな自動車グループを作ることに意欲を示していて、5日も取締役会を開いて引き続き議論することにしています。

また、フィアット・クライスラーも日産や三菱自動車との連携を目指しており、トップどうしで意見を交わす場を設けたい意向です。

ルノーフィアット・クライスラーの統合の協議は、日産の経営のあり方にも関わってくるだけに、スムーズに協議が始まることになるのかが当面の焦点になります。

ルノーはこれまで、ゴーン前会長がトップを務めてきたオランダにある統括会社「ルノー・日産BV」で不正がなかったか、日産と共同で調査を進めていました。

その結果、ゴーン前会長をめぐる不透明な支出は1100万ユーロ(日本円で約13億円)に上ることが分かったとしています。

個人的な用事に社用のジェット機などを使っていたほか、ルノーや日産と関係のない相手への寄付も見つかったということです。ルノーは、日産とともに統括会社があるオランダの制度に基づいて法的措置を検討するとしています。

ゴーン前会長をめぐっては、ルノーでも、中東のオマーンにある販売代理店への不透明な支払いやベルサイユ宮殿での結婚式に会社の資金が流用された疑いなどが見つかっていて、会社側はすでに検察当局に通報しています。

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