国連安保理の在り方討論 常任・非常任理事国の溝埋まらず #nhk_news https://t.co/pKkCHtHMs2
— NHKニュース (@nhk_news) 2019年6月7日
安保理では6日、理事国数を増やすことを柱とする将来の安保理改革に向けた一歩として、非常任理事国の役割を拡大する案について各国が意見を交わす討論会が行われました。
この中で、非常任理事国の南アフリカやクウェートから、安保理の意思決定を常任理事国が密室で決めていることが多いとして、非常任理事国がより関与して透明性を高めるべきだとか、安保理で決議案を作成する国を非常任理事国にも割りふる必要があるといった意見が示されました。
これに対して、常任理事国のイギリスは「わが国は決議案の作成においてはすべての当事者と緊密に協議している」として非常任理事国には負担が大きいという認識を示したほか、アメリカは「役割の拡大は実務的、現実的、そして効率的かどうかが判断基準になる」と述べ、慎重な姿勢を示しました。
将来の安保理改革をめぐっては、長く議論が続いていますが、歩み寄りは容易でないことが改めて浮き彫りになっています。