https://d1021.hatenadiary.com
http://d1021.hatenablog.com

安保理改革「各国案整理した文書を基に交渉目指す」 NHKニュース

国連総会では14日、今会期の最後の会合が開かれ、15日から始まる次の会期で安保理改革を巡る交渉を続けていくことを決定しました。
安保理改革を巡っては、理事国の枠の拡大や常任理事国に認められた拒否権の扱いなどを巡って20年以上、交渉が続いてきたものの、各国の対立が解けず、交渉の土台となる文書も作成されませんでした。
こうしたなか、国連総会のクテサ議長はことし7月、各国が提出した改革案を整理した文書を作成していて、次の会期ではこの文書を基にした交渉を目指すことになりました。
これについて、常任理事国入りを目指す日本やインドなどは「実質的な交渉に向けた前進だ」と評価しています。
しかし、理事国の枠の拡大に反対する中国やロシアは「文書の作成は各国の対立を深めた」などと批判しているほか、拡大の方向性を巡って日本などと対立するイタリアやパキスタンなども反発しています。
安保理改革を巡っては、今月下旬に始まる国連総会の首脳演説でも多くの首脳が言及するものとみられ、国連創設から70年を迎えるなか再び議論が高まるのか注目されます。