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スーダンでは去年、30年にわたって政権を握ったバシール大統領が、軍によるクーデターで失脚したことを契機に、国を暫定統治する最高評議会と、反政府勢力との間で和平協議が行われてきました。

その結果、最高評議会と複数の反政府勢力が和平協定の最終案に合意することになり、3日、隣国・南スーダンの首都ジュバで最高評議会のトップ、ブルハン氏や反政府勢力の代表者が出席して署名式が行われました。

和平協定には、▼包括的な停戦のほか、▼反政府勢力の戦闘員がスーダン軍に合流することや、▼一部の地域に一定の自治権を与えることなどが含まれています。

一方、2つの主要な反政府勢力が和平協定に参加しておらず、最高評議会のブルハン氏はこの2つの勢力と交渉を続ける姿勢を示しました。

今後、30万人が死亡して「世界最悪の人道危機」といわれ今も散発的な衝突が起きている西部ダルフール紛争などの終結につながるかが焦点です。

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