EU トップ選び難航 各国の利害が対立 #nhk_news https://t.co/fX6Fi2oxIt
— NHKニュース (@nhk_news) 2019年7月1日
EUは30日、ブリュッセルの本部で臨時の首脳会議を開き、ことし秋に任期満了となるトゥスク大統領や、EUの執行機関に当たる「ヨーロッパ委員会」のユンケル委員長など主要ポストの後任について話し合いました。
このうち「ヨーロッパ委員会」の次の委員長には、オランダの元外相で、現在ヨーロッパ委員会の副委員長を務めるティメルマンス氏を充てる案が出されましたが、民主主義の原則の徹底を求めるティメルマンス氏としばしば対立してきたポーランドやハンガリーなどがこの案に強く反発して、協議は難航を極めました。
協議は夜を徹しておよそ15時間に及びましたが折り合いはつかず、結論は先送りされることになりました。
会議後、フランスのマクロン大統領は「きょう失敗したのは各国が自国の思惑に固執したからだ」と述べ、反対に回った国を批判しました。
各国の首脳は、2日に再び集まって協議を続けることにしていますが、EUのトップ人事をめぐりおよそ1か月の間に4回の首脳会議が行われる異例の事態となり、各国の利害の対立でEUがまとまれない現状を浮き彫りにしています。