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アメリカ人大学生のオットー・ワームビアさんは、北朝鮮で1年以上拘束されたあと、脳に障害を負っておととし6月に帰国し、まもなく死亡しました。

アメリカの裁判所は去年、ワームビアさんが亡くなったのは、北朝鮮の拘束と拷問が原因とする両親の訴えを認め、北朝鮮に5億ドル余り(日本円で540億円余り)の賠償金の支払いを命じましたが、北朝鮮は支払いに応じていません。

このため、両親の弁護士によりますと、両親は、アメリカ政府がことし5月に国連の制裁決議違反の疑いで差し押さえたと発表した、北朝鮮の貨物船「ワイズ・オネスト」(1万7061トン)を賠償金に充てるよう求める訴えをニューヨークの裁判所に起こしたということです。

両親は「北朝鮮に息子の死の責任を取らせるため資産の差し押さえの努力を続ける」と話しているということです。

一方、北朝鮮は、貨物船の差し押さえは米朝首脳会談での合意の精神を全面的に否定するものだと反発し、返還を求めていて、アメリカの今後の対応を注視しているものとみられます。

中国外務省によりますと、アメリ国務省北朝鮮問題を担当するビーガン特別代表と中国外務省の羅照輝次官が5日、電話で会談し、朝鮮半島情勢について意見を交わしました。

この中でビーガン特別代表は、先月30日にトランプ大統領が韓国と北朝鮮を隔てる非武装地帯を訪れ、北朝鮮キム・ジョンウン金正恩朝鮮労働党委員長と行った3回目の首脳会談について説明したということです。

これに対して羅次官は、米朝の対話を支持する考えを伝えたうえで「双方が歩み寄り、できるだけ早く実務レベルの協議を再開することを望む」と述べて期待を示しました。

一方、中国は先週、習近平国家主席トランプ大統領と会談した際に、北朝鮮への制裁を適切な時期に緩和すべきだとする立場を伝えていて、今回の電話会談でも、アメリカ側に非核化の進展に応じて北朝鮮の要求にも配慮するよう重ねて求めたものとみられます。

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