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アメリカ政府で北朝鮮問題を担当するビーガン国務副長官は10日、訪問先の韓国 ソウルで講演しました。

この中でビーガン副長官は、これまでの北朝鮮との交渉について「過去2年間、北朝鮮は、交渉の障害を見つけることに力を入れ、多くの機会をむだにした」と述べ、北朝鮮に対し、来月の朝鮮労働党大会までの時間を使って、外交を再開するための道筋をつけるよう求めました。

一方、アメリカのバイデン次期大統領による新しい政権に対しては、これまでの北朝鮮との交渉で得た経験をすべて共有していくと述べました。

具体的には、去年2月の米朝首脳会談に言及し、北朝鮮側の実務協議の担当者に十分な権限が与えられておらず、事前の調整が難航し、その結果、首脳会談で合意に至らなかったと説明しました。

ビーガン副長官は「朝鮮半島の課題を解決するために、最善で唯一の方法は外交だと今も確信している。成功のためには、協力しなければならない」と述べ、アメリカの次期政権と北朝鮮が対話を再開することが重要だと強調しました。

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