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5日に発表された、アメリカの6月の雇用統計は、農業分野以外の就業者数が前の月と比べて22万4000人増え、市場の予想を大きく上回る結果となりました。

一方で、5日のニューヨーク株式市場では株価が値下がりし、ダウ平均株価の終値は休み前に比べて43ドル88セント安い、2万6922ドル12セントでした。

これは、米中貿易摩擦などを受けて中央銀行にあたるFRB連邦準備制度理事会が、景気を下支えするための利下げを行うという見方が根強い中、好調な経済指標が利下げの根拠を薄めると、受け止められたためです。

これについて、トランプ大統領は記者団に「雇用統計は期待を超えるすばらしいものになったが、FRBが利下げをすればアメリカ経済はロケットのように上向く」と述べ、改めて利下げを求めました。

市場では、FRBが今月末の金融政策を決める会合で利下げを決めるという見方があるだけに、どのような政策判断が下されるのか注目されます。