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財務省の発表によりますと、輸出から輸入を差し引いた6月の日本の貿易収支は5895億円の黒字でした。黒字になるのは2か月ぶりです。

財務省の発表によりますと、日本のことし1月から6月までの半年間の輸出額は、38兆2404億円で、去年の同じ時期に比べて4.7%減り、5期ぶりの減少となりました。

このうち中国向けの輸出は7兆301億円と8.2%減りました。

これは、米中貿易摩擦を背景に中国の景気が減速し、半導体製造装置の輸出が21.4%減少したほか、自動車の部品も18.2%減ったためです。

一方、日本のことし1月から6月までの輸入額は39兆1292億円となりました。この結果、輸出から輸入を差し引いた貿易収支は8888億円の赤字となりました。

赤字となるのは去年7月から12月までの半年間に続き2期連続です。

また先月の日本の貿易収支については5895億円の黒字で、2か月ぶりの黒字となりましたが、やはり中国向けの輸出が減ったことなどから、黒字幅は前の年の同じ月と比べて19%の減少となりました。

先月の日本から韓国への輸出額は4129億5300万円で、去年の同じ月と比べて14.8%減少しました。

特に韓国経済をけん引する半導体を生産するのに欠かせない半導体製造装置の輸出は、去年の同じ月と比べて40.3%と大幅に減っています。

日本政府が今月4日に実施した半導体の原材料などの韓国への輸出規制を厳しくする措置の影響については、今回の貿易統計には含まれていません。

財務省は「輸出規制の対象となった3品目が貿易統計上、どこに分類されるか分からず、現段階で答えられない」と話しています。