英保守党 新党首にボリス・ジョンソン氏 EU離脱に強硬姿勢
— NHKニュース (@nhk_news) 2019年7月23日
EU=ヨーロッパ連合からの離脱をめぐる混乱の責任をとって辞任するメイ首相の後任に、前の外相のボリス・ジョンソン氏が選ばれました。https://t.co/FNkCtcNcBL#nhk_video pic.twitter.com/Yp41StoCHD
イギリスの次の首相はどんな人? #nhk_news https://t.co/wrFr3zFtLk
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ジョンソン氏は1964年生まれの55歳。
イギリスの名門、イートン校やオックスフォード大学を卒業しました。
23歳のとき、ジョンソン氏はイギリスの新聞社で研修生として働きますが、記事の中で歴史学者の発言をねつ造したことが発覚し、解雇されます。
しかし、その後もジャーナリズムの世界で仕事を続け、1989年から5年間は別の新聞社の記者としてベルギーのブリュッセルに駐在し、EUの前身、EC=ヨーロッパ共同体について批判的な記事を数多く書きました。
2001年、ジョンソン氏はイギリス議会下院の選挙に保守党から立候補し、初当選します。
2008年からはロンドンの市長を2期にわたって務め、2012年のロンドンオリンピックでは、主催都市の顔として大会の成功に貢献しました。
2015年に来日した際にはラグビーのイベントでみずからプレーし、10歳の日本人の男の子とぶつかって転倒させてしまう映像が世界に配信されました。
その後、ジョンソン氏は活動の舞台を再びイギリス議会に移します。
2016年、イギリスがEUからの離脱を決めた国民投票では、離脱派の中心的な存在として運動をけん引し、その後、発足したメイ政権で、ジョンソン氏は外相に就任しました。
しかし、去年、メイ首相の離脱方針に反発して辞任してからは、離脱強硬派として同じ保守党の中でメイ首相を厳しく批判してきました。
ジョンソン氏はEUとの合意がまとまらなくても、10月末の期限にはEUを離脱すべきだと主張しています。
ジョンソン氏は議員になる前からテレビのトークショーなどに頻繁に出演し、持ち前のユーモアや奇抜な言動が長年にわたって世間の注目を集めてきました。
しかし、雑誌のコラムにイスラム教徒の女性が身につける「ブルカ」について、「郵便ポストか銀行強盗のようだ」と書くなど過激な発言が議員やメディアなどから繰り返し批判されていて、リーダーとしての資質を問う声も上がっています。
We look forward to working constructively w/ PM @BorisJohnson when he takes office, to facilitate the ratification of the Withdrawal Agreement and achieve an orderly #Brexit. We are ready also to rework the agreed Declaration on a new partnership in line with #EUCO guidelines.
— Michel Barnier (@MichelBarnier) 2019年7月23日
トランプ氏「彼は素晴らしい首相になる」とジョンソン氏を祝福https://t.co/JAH5I80sQ7
— 産経ニュース (@Sankei_news) 2019年7月24日
ジョンソン氏について「タフで賢い人物だ。『英国のトランプ』と呼ばれている」とし、自身やジョンソン氏のような人物を「英国民は必要としている」