キルギス 前大統領拘束で混乱激化 #nhk_news https://t.co/ZSgVWHYycO
— NHKニュース (@nhk_news) August 8, 2019
中央アジアのキルギスでは、2年前に就任したジェエンベコフ大統領とアタムバエフ前大統領が、それぞれの出身地の間の対立などを背景に争ってきました。
現政権は、アタムバエフ前大統領が、発電所の再建などをめぐる汚職に関わった疑いがあるとして拘束する方針を決め、8日、治安機関の特殊部隊2000人を前大統領の自宅に派遣しました。
特殊部隊は前日の7日にも作戦を実行しましたが、多くの支持者の抵抗にあい、失敗していて、結局、2日間にわたる作戦の末、8日、アタムバエフ前大統領を拘束しました。
地元のメディアによりますと、一連の作戦で特殊部隊の1人が死亡したほか、前大統領の支持者を含むおよそ80人がけがをしたということです。
前大統領が容疑を否認するなか、支持者たちは反発を強め、反政権活動を活発化させるとみられ、情勢は一層不安定になっています。
キルギスでは、2005年と2010年、反政権運動の激化で現職の大統領が国外に逃れて政権が崩壊する政変が2回起きています。
それだけにキルギスに軍の基地を置くロシアとしても混乱は避けたい考えとみられ、ロシア大統領府は、7日、プーチン大統領も事態を注視するとしていました。