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1145年に完成したイギリス南東部ノーリッジの大聖堂の内部に設置されたのは、高さ約16メートルの巨大な滑り台です。

これはイギリスの遊園地などで親しまれている、「ヘルタースケルター」と呼ばれる灯台の形をした遊具で、円すい型の構造物の周りに滑り台がらせん状に取り付けられています。

ふだん、下から見上げるだけでは気付かない大聖堂の魅力を再発見してもらおうと大聖堂が企画し、今月8日から、10日間の期間限定で設置されています。

企画した聖職者は、巨大な滑り台の上から大聖堂の天井に施されたさまざまな彫刻を味わうことができ、全く新しい視点からキリスト教の教えに触れることができるとしています。

滑り台を試した女性は「スピードが速くて楽しめましたが、宗教について考える余裕はありませんでした」と話していました。

公共放送BBCなどによりますと、一部の教会からは、滑り台を信仰の場所に置くのは「間違いだ」という批判も出ているということです。

先月には、南部の大聖堂内にミニゴルフのコースが作られるなど、イギリスでは、人々の関心を集めようとあの手この手の奇抜な取り組みが行われています。

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