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働き方のルールを定めた労働法制のすべてが分かる概説書.歴史的な経緯・成り立ちや理論的な考え方・筋道に根差して労働法の全体像を分かりやすく解き明かし,実務の世界で起こるさまざまな問題も解決に導く.働き方改革」がはじまる時代に不可欠な知識を網羅した,働く人すべてに必携の決定版.

本書は,日本の労働法を詳しく解説した体系書である。
労働法については,多くの入門書・教科書・概説書などが公刊されている。そのなかで,本書は,次のような特徴をもつ本になることを目指して執筆されたものである。
第1に,さまざまな形で展開される労働法の実務を広く射程に入れた専門書となることである。筆者がこれまで著した本を例にとれば,『労働法入門』(岩波新書)は労働法を大学等で勉強したことがない一般の市民の方々,『労働法』(有斐閣)は労働法を専門に勉強している法学部生・法科大学院生を,それぞれ念頭に置いて書いた本であった。本書は,これらとは対照的に,労働法についてある程度知識や経験をもっている実務家(弁護士,裁判官,政策の企画立案者,社会保険労務士,企業の人事労務担当者,労働組合役員など)と研究者(労働法研究者など)を読者として想定し,労働法の実務の世界で生起するさまざまな問題やそれにかかわる論点を広く専門的に考察した本となることを目指して執筆したものである。……
第2に,単に労働法の実務的な解説書ではなく,労働法の背景にある歴史と理論に根差した本となることである。労働法の実務に携わる方々とお話をすると,立法や判例の動向はもちろんであるが,その背景にある労働法の歴史や理論に強い興味や関心をもち,その歴史や理論の積み重ねのなかで実務(自分たち)の立っている位置を確認しながら,前に進もうとされている姿を垣間見ることが少なくない。
歴史のない実務はない。理論のない実務はない。本書では,このような認識に立ち,今日の労働法の背景・基盤にある歴史的な経緯・成り立ちや理論的な考え方・筋道をできる限りわかりやすく叙述し,労働法の歴史・理論と実務との結びつきを意識しながら,今日の労働法をめぐるさまざまな問題を詳しく論じることを心掛けた。

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