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トランプ大統領は11日、ツイッターへの投稿でFRB金利をゼロかそれ以下に引き下げるべきだ」と投稿し、ゼロ金利かマイナス金利にまで踏み込むよう要求しました。

FRBは7月末に10年半ぶりの利下げに踏み切り、政策金利を2%から2.25%の範囲まで引き下げたばかりですがトランプ大統領はさらなる利下げが必要だと、不満をあらわにしてきました。

今回、またも大幅な利下げを迫った背景には、トランプ大統領が企業の借入金や消費者のローンの利息を大幅に引き下げることで景気の拡大を維持したい考えがあるものとみられ、来週のFRBの会合を前に大胆な数字を示して、再び圧力をかけた形です。

また、トランプ大統領「ほかの国はやっているのにFRBがやらないのはパウエル議長の単純さのせいだ」と批判しました。

パウエル議長は景気の減速を防ぐため追加の利下げに踏み切る可能性を示唆していますが、金融政策を決めるうえでは「政治的な考慮はしない」と強調していて、来週の判断に注目が集まりそうです。

トランプ大統領は、ボルトン大統領補佐官の解任について11日、「彼は北朝鮮の核問題をめぐりリビア方式を持ち出すという大きなミスを犯した」と指摘しました。

リビア方式は、かつて北アフリカリビア大量破壊兵器を放棄させたことを前例に、まず核兵器の放棄を実行するよう迫り、それに応じたあとに制裁の解除などの見返りを与える考え方です。

トランプ大統領は、ボルトン氏がこの方式を持ち出したことに北朝鮮が反発し、交渉が大きく後退したとしていて、キム・ジョンウン金正恩)委員長が反発したことを責めるつもりはない。そのようなことは言うべきではなかった」と述べ、ボルトン氏を批判しました。

一方、強硬派のボルトン氏の解任で注目されるイランへの経済制裁の緩和の可能性についてトランプ大統領は、「どうなるか見てみよう。取り引きができることを望んでいる」と述べ、含みを持たせました。

またボルトン氏の後任についてトランプ大統領は、「高く評価している候補が5人いる」と明らかにしたうえで、来週発表するとしています。

安全保障担当の大統領補佐官は外交・安全保障政策の要となる重要ポストで、トランプ大統領が来年の大統領選挙も見据え、外交的な成果を模索する中、後任に誰を起用するのか注目されています。

アメリカのメディア、ブルームバーグは11日、経緯に詳しい関係者の話として、ボルトン氏が解任の前日に開かれた会議で、イランへの経済制裁の緩和に強く反対したことが引き金になったという見方を伝えました。

記事によりますと、会議は9日、ホワイトハウスの大統領執務室で行われました。今月、ニューヨークで開かれる国連総会に合わせてトランプ大統領とイランのロウハニ大統領との首脳会談を実現させるため、イランへの制裁を緩和すべきか話し合いましたが、ボルトン氏はこれに強く反対したということです。

これに対して政権内では、ムニューシン財務長官が制裁の緩和に支持を表明したということです。トランプ大統領は、その日のうちにボルトン氏の解任を決めたとしています。

報道についてホワイトハウスは今のところ、公式の反応は示していませんが、ブルームバーグの記事は、交渉による取り引きを重視するトランプ大統領と、あくまでも圧力を強めることに固執するボルトン氏との間で、溝が広がったことをうかがわせています。

トランプ大統領は解任したボルトン大統領補佐官の後任について11日、ホワイトハウスで記者団に「高く評価している候補が5人いる」と明らかにしたうえで、来週発表すると述べました。

後任の補佐官についてアメリカのメディアは、北朝鮮担当の特別代表を務めるビーガン氏やイラン担当の特別代表を務めるフック氏、それに元陸軍大佐でFOXニュースなどで解説を務めるマクレガー氏など複数の名前を候補として伝えています。

さらにポンペイ国務長官が兼任するとの見方や、ボルトン氏の前に補佐官を務めたマクマスター氏の再任もありうるなどと伝えるメディアもあり、政権の外交・安全保障政策の要となる安全保障担当の補佐官のポストをめぐり、さまざまな臆測が出ています。

ボルトン氏の解任の背景には、トランプ大統領が来年の大統領選挙を視野に外交的な成果を模索する中、対話よりも圧力を重視する保守強硬派のボルトン氏との意見の違いが目立つようになったことがあるとされ、後任に誰を起用するのか注目されています。

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