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アメリカのトランプ大統領が、イランへの圧力を重視していた強硬派のボルトン大統領補佐官を解任したことで、今後、トランプ政権はイランとの首脳会談を含め対話路線を強化するのではとの見方も出ています。

こうした中、イランのラバンチ国連大使は、11日、国営通信の取材に対し、アメリカがイラン国民に対する抑圧的な制裁や経済テロを続けるかぎり、対話や交渉の余地はない」と述べ、現時点では、アメリカ側と対話する環境は整っていないという認識を示しました。

また、ロウハニ大統領も閣議の中で、「敵が最大限の圧力を続けるなら抵抗するだけだ。アメリカは最大限の圧力をやめなければならない」と述べアメリカに対し、イランへの制裁をすみやかに解除するよう求めました。

イランとしては、アメリカとの対話に簡単には応じない姿勢を強調し、ボルトン氏が去ったあとのトランプ政権から制裁の解除などの具体的な対応を引き出したいねらいがあるとみられます。

イラン大統領府によりますと、11日、ロウハニ大統領は、フランスのマクロン大統領と電話で会談しました。この中で、ロウハニ大統領は、「イランの政府、議会、それに国民にとって、アメリカの制裁が続く中で、交渉するのは無意味だ」と述べ、アメリカの制裁が続くかぎり対話に応じない姿勢を改めて強調しています。

ウィーンに本部があるIAEAでは、11日までの2日間、加盟国の代表による理事会で、イランの核開発問題をめぐる討議が行われました。

この中でアメリカのウォルコット大使は、イランがアメリカの制裁強化への新たな対抗措置として、ウランの濃縮を行う高性能の遠心分離機の研究開発を強化したことに対し「核兵器の開発につながりかねない」と批判しました。

さらに、イランは核開発の一部をIAEAに申告していない疑いがあると指摘したうえで、「今すぐIAEAに全面協力すべきだ」と主張しました。

これに対しイランのガリブアバディ大使は、イランはIAEAの査察を世界で最も頻繁に受け入れ、十分に協力していると反論したうえで、アメリカはイランに対する破壊的なふるまいや、経済テロをすぐにやめるべきだ」と批判しました。

イランの核開発をめぐっては、敵対するイスラエルのネタニヤフ首相が9日に記者会見を行い、イラン中部の施設で核兵器開発を行っていたなどと主張しています。

これについてガリブアバディ大使は理事会のあと記者団に対し、「ネタニヤフ首相は理事会の初日にこうしたショーを行い、IAEAでの議論に影響を及ぼそうとした」と述べ、主張はでっちあげだと批判しました。

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