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 米情報機関がスパイとして使っていたロシア大統領府職員を緊急出国させたという米報道に関し、露外務省のザハロワ情報局長は12日の記者会見で、国際刑事警察機構ICPO、本部・仏リヨン)を通じ、職員と家族が米国に滞在しているのか回答するよう、米政府に求めていると明らかにした。

 米CNNは今月9日、米情報機関がプーチン露大統領に接触できる立場の職員を10年以上も情報源としてきたが、それが発覚する恐れが出たことから、職員を休暇先のモンテネグロから2017年に脱出させたと報道。その後、露紙コメルサントは、職員が大統領府に勤めていた「オレグ・スモレンコフ」という人物で、家族と米国の首都ワシントンに隣接する南部バージニア州で暮らしているらしい、と報じた。

 これを受け、露政府はこの名前の職員が在籍していた事実を認め、12日になって所在確認を米国に要求していることも明らかにした。回答しなければ、米国に対する今後の批判材料にしようとしているとみられる。

 ただ、露政府は職員が「解雇された」としているが、米国のスパイだったかの確認は避けている。ロイター通信が入手した14年当時の露政府の文書によると、職員はウシャコフ大統領補佐官の下で働いていた首席補佐官だった可能性がある。事実だとすると、政府中枢の情報に接する立場だったと言える。

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