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日本とEUは通信機器、電気製品、医薬品、化学品の輸出入について、製品の安全性などの検査を輸出する側に任せ、手続きを簡素化する相互承認協定を締結していますが、イギリスがEUから離脱した場合、協定が適用されなくなります。

これを踏まえ茂木外務大臣は、日本を訪れているイギリスのトラス国際貿易相と会談し、イギリスがEUから離脱した場合でも、ほかのEU各国と同様に輸出入手続きの簡素化を取り決める書簡に署名しました。

そのうえで茂木大臣は「EUとの合意に基づく秩序ある離脱を期待したい。離脱後も日本企業にとって魅力的な取引先であってほしい」と述べ、「合意なき離脱」を回避するよう求めました。

これに対しトラス国際貿易相は「今回の書簡の署名は、日本のイギリスにおける経済活動が継続的に行われることに大いに資するものだ」と述べ、日本との貿易関係への影響が出ないようにしたいという考えを示しました。

離脱強硬派のジョンソン政権のもとで国際貿易相を務めるトラス氏は、EUからの離脱後を見据えた経済連携を探るためオーストラリアなど各国を訪問していて日本では政府関係者らと協議します。

トラス国際貿易相は20日、都内でNHKのインタビューに対し、離脱期限の延期について「EUとの交渉も続けており、とても前向きな進展があった。期限を決め、努力すれば物事は決まる」と述べ、来月末の期限までには確実に離脱を実現する考えを強調しました。

EUとの協議は北アイルランドの国境管理をめぐる問題が難航していますが、トラス国際貿易相は「合意を目指して努力しているが、合意がなくても離脱する準備はできている」と述べ、協議が行き詰まれば合意なき離脱を辞さないという政権の立場を改めて強調しました。

そして離脱後は速やかに日本と2国間の自由貿易協定を結ぶことに強い意欲を示し「新たな自由貿易協定では、日本とEUの間でことし発効したEPA=経済連携協定など既存の枠組みよりもさらに互いの利益になる自由で柔軟な内容にしたい」と述べ、AI=人工知能や最新技術の分野で連携を強化させたい考えを示しました。

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