イラク政府への抗議デモで死傷者多数 武力対応に国連が懸念 #nhk_news https://t.co/zLs8tXibiz
— NHKニュース (@nhk_news) 2019年10月4日
イラクでは、政府に対する抗議デモが、首都バグダッドから地方都市にも拡大し、治安部隊との衝突で３日間で30人以上が死亡し、けが人が1000人を超える事態となっています。
これについて、国連人権高等弁務官事務所の報道官は４日、スイスのジュネーブにある本部で声明を発表し、「治安部隊が実弾を使ったり、催涙弾をデモ隊に向けて打ち込んでいるとの報告がある。武力の使用は例外的であるべきだ」として、イラク政府の対応に懸念を示しました。
また、広い範囲でインターネットが遮断され、混乱が続いていることについて「情報にアクセスする権利を著しく制限するもので、緊張を悪化させるだろう」と警告しています。
イラク国内の高い失業率や、ぜい弱な公共サービスへの不満を背景に始まったデモは、４日も各地で行われるなど収束する見通しが立っておらず、死傷者はさらに増えるおそれがあります。
