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コンゴ民主共和国選挙管理委員会は10日、これまでの開票結果から、最大野党のチセケディ党首が与党の候補を破って当選したと発表しました。

これによって、18年間続いた今のカビラ大統領の下での強権的な政治が終わることへの期待が出ています。

その一方で、別の有力な野党候補だったファユル氏は、チセケディ氏がカビラ政権との距離が比較的近いとみられることから、「カビラ大統領の影響が続くように開票結果が操作された」と反発しました。

また、国民に影響力があるカトリック教会は、今回の選挙で政府が国際的な監視団の受け入れを拒否する中、大規模な監視団を組織して各地の開票結果を独自に集計してきました。そして、その集計結果は選挙管理委員会のものとは食い違うとする声明を発表しました。

さらに、フランスの閣僚などからも開票結果を疑問視する声が出ています。

こうした中、ファユル氏の支持者による抗議デモが各地で起きていて、現地からの報道では南西部の都市でデモ隊と治安部隊が衝突し、4人が死亡するなど混乱の広がりが懸念されています。

https://d1021.hatenadiary.jp/entry/2019/01/10/200340コンゴ民主共和国 大統領選で野党候補が当選 混乱の懸念も)