イラクで政府への抗議デモ続く 死者90人以上に #nhk_news https://t.co/LKB04C0Rpf
— NHKニュース (@nhk_news) 2019年10月5日
イラクでは高い失業率やぜい弱な公共サービスなどへの不満から、政府に対する抗議デモが1日から首都バグダッドで始まり、南部のナシリーヤやナジャフなど多くの都市に広がりました。
実弾を発砲するなどして、鎮圧に乗り出した治安部隊とデモ隊の間で激しい衝突が起き、地元の複数のメディアは、この5日間に93人が死亡し、およそ4000人がけがをしたと伝えています。
バグダッドでは5日、外出禁止令が解除され、これまでのような大規模なデモは確認されていませんが、治安部隊が厳重な警備態勢をとり、緊迫した状況が続いています。
アブドルマハディ首相は貧困層への支援などを打ち出し、事態を収拾しようとしていますが、イスラム教シーア派指導者のサドル師がデモを擁護する姿勢を示し、首相の退陣を求めるなど政情の不安定化が懸念されます。
イラクでは過激派組織IS=イスラミックステートによって大きな被害を受けた地域の復興が課題となっていますが、復興に遅れが出かねないという懸念も出ています。