エクアドル 財政緊縮策に先住民族が反発 大統領は撤回を表明 #nhk_news https://t.co/AmAJaaXXUe
— NHKニュース (@nhk_news) 2019年10月14日
南米エクアドルでは政府が今月、ガソリンへの補助金の削減など財政緊縮策を発表したところ先住民族らが反発し、首都キトをはじめ各地で道路を封鎖したり、地元のテレビ局を襲撃したりして混乱が広がりました。
政府は非常事態を宣言し、首都機能を一時、第2の都市に移すと発表しましたが、先住民族側は政府が緊縮策を撤回するまでデモを続けると主張し、キトの中心部で火を放つなど暴徒化して、これまでに少なくとも7人が死亡し1000人以上が負傷しました。
このためモレノ大統領は13日、先住民族の代表と会談し「貧しい人たちに影響を与えるつもりはなかった」と述べ、政策を撤回すると表明しました。
財政赤字に苦しむエクアドル政府は、財政緊縮策などを実行することを条件にIMF=国際通貨基金から援助を受けて経済を立て直したい考えでしたが、国民の反対で断念に追い込まれた形です。