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2期目の就任式は20日インドネシアの首都ジャカルタで行われ、ジョコ大統領が宣誓を行って大統領に就任しました。

演説でジョコ大統領は「次の5年間で経済を発展させるのに不可欠な人材の育成、インフラのさらなる整備などを実現させる」と述べ、引き続き経済の発展に取り組む考えを強調しました。

インドネシア憲法では大統領の任期は2期までと定められていることから、ジョコ大統領にとっては、2024年までの5年間が残りの任期となります。

ジョコ大統領は、1期目には道路や港湾などインフラの整備を通じて、年5%前後の経済成長を実現させてきましたが、最近は、米中貿易摩擦の影響などで景気の減速に直面しており、今後も経済成長を維持できるかどうか手腕が問われることになります。

また、ジョコ大統領は、政権の大プロジェクトとして首都をジャカルタから中部のカリマンタン島東部に移転する計画を掲げていて、残りの任期で実現に向けた道筋をどう描くのかも注目されます。

ジョコ大統領が2期目の大プロジェクトと位置づける首都ジャカルタの移転計画は、中部のカリマンタン島東部の森林地帯を切り開いて新たに都市を建設するもので、実現に向けた道筋をどう描くかが課題となっています。

計画では、中央銀行などを除くほとんどの政府機能を移転させるとしており、ジョコ大統領は2期目の任期が終わる2024年に一部の省庁の移転を始めたいとしています。

一方、移転をめぐっては、日本円で3兆円を超える資金の調達や、移転に向けた法律を改正するため、議会の協力を円滑に得られるかなどが課題となっています。

ジョコ大統領は、ことし4月の大統領選挙で争ったプラボウォ氏と今月会談し、2期目の政権運営について協力を求めるなど、首都移転を実現させるための政治的な地ならしを始めています。

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