スリランカ 同時テロから半年 宗教間の衝突相次ぎ分断深まる #nhk_news https://t.co/9sg0NLIqom
— NHKニュース (@nhk_news) 2019年10月20日
スリランカではことし4月、最大都市コロンボの高級ホテルやキリスト教の教会など合わせて6か所で自爆テロが起き、日本人女性1人を含む268人が犠牲となりました。
このうち、115人が犠牲となったコロンボ郊外の教会では、20日、軍が厳重な警備を敷く中、日曜日のミサが行われ、犠牲者を追悼しました。
女性信者は「今でも教会に来るのが怖いです」と話し、男性信者は「テロの現場が今も目に焼きついて忘れることができません」と話していました。実行犯の9人は、国内のイスラム過激派組織のメンバーで、過激派組織IS=イスラミックステートの影響を受けていたとみられ、捜査当局によりますと、国内で実行犯を支援したなどとして、これまでに178人を逮捕・起訴し、現在も捜査を続けているということです。
一方で捜査当局は、不審者であれば、容疑が固まる前でも逮捕するという捜査手法で、これまでにイスラム教徒を中心に約2500人を逮捕し、中には無実の人を数か月にわたり拘束したケースもありました。
現地では、イスラム教徒への不信感から仏教徒やキリスト教徒などとの間で衝突も相次いでいて、事件をめぐって社会の分断が深まっています。