カナダ総選挙 トルドー首相率いる与党は第1党も議席大幅減 #nhk_news https://t.co/9ETijUNj65
— NHKニュース (@nhk_news) 2019年10月22日
4年ぶりとなるカナダの総選挙は21日、投票が行われました。
開票の結果、338議席のうち、これまでにトルドー首相率いる中道左派の自由党が157議席、中道右派の最大野党・保守党が121議席を獲得しました。
トルドー首相率いる自由党は、第一党の座は維持したものの、議席を少なくとも20議席減らし、単独では過半数の170議席に届きませんでした。
選挙の結果を受けて、トルドー首相は「カナダ国民のため、よりよい未来をつくるために全力で仕事をする」と決意を述べました。
トルドー首相は、大手建設会社の汚職事件で当時の司法相に刑事訴追を避けるよう圧力をかけたスキャンダルに直面し、支持率を落とす中、選挙を迎え、4年前に奪還した政権を維持できるかどうかが最大の焦点になっていました。
また、地球温暖化対策が大きな争点になり、トルドー首相は温室効果ガスの排出量に応じて課税する「炭素税」の必要性を訴えましたが、経済への悪影響が大きいとして反発も出ていました。
総選挙の結果、与党、自由党は政権を維持していく上でほかの党との協力が不可欠となり、トルドー首相は今後、厳しい政権運営を迫られることになります。