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IOCは猛暑の対策として、東京オリンピックのマラソン競歩の会場を札幌に移す案を発表しています。この案について、今月30日からのIOCの調整委員会で議論されるのを前に、IOCで東京大会の責任者を務めるコーツ調整委員長が25日、東京都庁を訪れ、小池知事と会談しました。

この中で、小池知事は、「今回のIOCの発表には私も都民も正直、大変驚いた。都内の自治体や都民はマラソン競歩を非常に楽しみにしてきたし、一生懸命、準備に励んできたことも事実だ。残念ながら皆が納得できる説明がいまだになされていない」と述べました。

そのうえで、「東京でマラソン競歩を行っていく気持ちに変わりはない」と述べ、東京で実施したい意向を伝えるとともに、みずからも出席する来週のIOCの調整委員会で改めて議論したいという考えを示しました。

これに対し、コーツ委員長は、カタールのドーハで行われた陸上の世界選手権のマラソン競歩で猛暑の影響から選手の棄権が相次いだことを踏まえ、「IOCはドーハで起きたことにショックを覚えた。アスリートの健康を常に念頭に置いているため変更を決定した。これまで準備をしてきた東京都が大変失望することは念頭に置いている」と述べ、マラソン競歩を札幌で行うことはIOCとして決定したことだと伝えました。

会談のあと、東京都の小池知事は記者団に対し、「会談では今回の提案の一端をうかがい、最終的にはIOCの調整委員会で話をしようとなった。課題はあるが、都としてこれまで行ってきたさまざまな対策と、プラスアルファを考えたい。これまで重ねてきた東京での対応策に、ついこの間までIOCからお墨付きをいただいていたので自信を持っている」と述べました。

東京オリンピックのマラソン競歩の会場を札幌に移すことになった場合の費用負担について、東京都の小池知事は25日の記者会見で「移転ありきの質問になるので、都として、『いま、こうだ』という確定したお答えはできかねる」と述べました。

そのうえで「今回、会場が変更される場合、都としては負担ができないという、もうこの1点に尽きる」と述べ、札幌での開催となった場合の費用を東京都は負担しないという考えを強調しました。

会談のあと報道陣の取材に応じたIOCのコーツ調整委員長は、「小池知事は、都民がいかに失望しているか述べられた。わたしたちの説明に対して知事は、顧問たちと考えたいとおっしゃった」と話し、暑さを検証している専門家が来日し、マラソン競歩を札幌で実施することを提案した詳細な理由について東京都に説明を続けていく考えを示しました。

そのうえで、「東京都が反対したとしてもこれはすでにIOCの理事会で意志決定されたことだ。東京での実施は無い」と述べ、IOCとしては決定している事項だとの強い姿勢を示しました。

また、この件に関わる費用については「組織委員会と話し合う。今回の件でマイナスの影響がある場合はIOCに伝えてほしい。IOCはそれに対応する」と述べるにとどまりました。